さつき会ブログ

さつき会イベント委員の有志が会員の皆さんと一緒に様々な情報をお伝えしていきます。           (※ブログ内の関連情報は、興味をお持ちの方にさらに深く知って頂くためのものです。さつき会として販売促進するものではありませんのでご了解ください。)

冬の斎藤茂吉記念館 山形のみのり〜vol.3

山形県CM(1)

1斎藤茂吉記念館
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今回は、山形県にお住まいのレポーター、kuminさんからの投稿です。
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 山形の冬は空が重く暗く、道路も雪泥道で車のボディといえば撥ねた泥で汚れていることが多いのが当たり前でした。就学で太平洋側へ出た私は、冬の空の軽やかで明るいことに驚き、陰がないなとしみじみ思ったものでした。斎藤茂吉の生涯を通した中でこの重い冬空の下で培った力が作用しているのではないかと感じております。冬の斎藤茂吉記念館を訪れました。
茂吉肖像画

 斎藤茂吉記念館は近代短歌史上に重要な位置を占めかつつ歌論、評論、随筆などにも優れた業績を残した斎藤茂吉を讃えるため1968年上山市立として開館1983年公益財団法人組織化されました。設計は、東京国立近代美術館をはじめとした建築を手がけた谷口吉郎氏の手になり赤松の林に建てられました。1989年には子息谷口吉生氏(資生堂アートハウスや土門拳記念館を設計され私の好きな建築家です)による大規模増改築が行われています。ガラス箱のラウンジもこの時建てられました。さらに2018年に改修されています。
内部ロビー
ラウンジ
展示の概要は
◎常設展示室
 ・茂吉の生涯
 ・茂吉の作歌姿勢
 ・医学者茂吉
 ・茂吉の書画
 ・茂吉とふるさと山形・上山
 ・茂吉の業績
 ・茂吉の交遊
 ・茂吉の著書
◎映像展示室 18分間
◎守谷夫妻記念室
◎斎藤茂吉晩年の居室
となっております。展示物は撮影できませんでしたが自筆の書画や原稿、生活を伝える遺品などがテーマに沿って展示されています。

茂吉展示室
*写真の女性は許可を得て撮影させて頂いた学芸員の佐藤結子さんです。
中には大きなアンモナイトの化石があり、こちらは1932年8月茂吉が実弟高橋四郎兵衛と当時北海道で拓殖医をしていた次兄守谷富太郎を訪ねた折旅の記念としてもらったものでした。富太郎は在留地の志文内で採集されたアンモナイトの収集家でありました。
 茂吉の生涯を早足で辿ると山形県金瓶村農家守谷家三男として生まれる。→上京、斉藤家に入る。後に婿養子。→
第一歌集『赤光』出版→長崎へ赴任→欧州留学→帰国。多忙の日々→蔵王山頂に歌碑が建つ→ふるさと金瓶へ疎開、そして大石田へ→世田谷区代田へ帰京→七十歳9ヶ月の生涯を閉じる。となりましょうか。
 その作歌論は正岡子規の「写生論」を発展させ「実相に観入して自然・自己一元の生を写す」ことが重要であるとした茂吉独自のものです。
 また医学者としての茂吉は養父斎藤紀一の跡を継ぎ精神科医として青山脳病院で勤務し欧州への留学の様子なども当館では紹介されています。
 ここでは幼い頃から習字が得意だった茂吉の幼少から晩年に至る書画も紹介され、館内の売店では複製の品を求めることができます。

茂吉葉書

一筆箋
 茂吉の業績としては帝国学士院賞を受賞した柿本人麻呂研究や文化勲章受賞があり、中村研一による茂吉肖像画はこの時描かれれました。

最上川さかしらなみの立つまでにふぶく夕べとなりにけるかも

足乳根の母に連れられ川越えし田越えしこともありにけむもの

灰のなかに母をひろへり朝日子ののぼるがなかに母をひろへり

蕗の葉に丁寧にあつめし骨くづ皆骨瓶に入れしまひけり

陸奥をふたわけざまに聳えたまふ蔵王の山の雲の中に立つ

まどかにも照りくるものか歩み止めて吾の見てゐる冬の夜の月

銘板

  
       (kumin)

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山形のみのりvol.2 『人と人を繋ぐ』山形コンフィチュール

山形県CM(0)

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今回は、山形県にお住まいのレポーター、kuminさんからの投稿です。
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山形は夏暑く冬寒いくっきりとした気候のため果物の栽培が盛んです。(山形気象台が昭和8年7月25日に記録した最高気温40.8° Cは平成19年8月15日まで74年間国内の最高気温記録でした )

私事で恐縮ですが最近私はその果物を活かしてコンフィチュールを作っています。初夏のさくらんぼ(紅さやか、佐藤錦)に始まり、季節を追って、すもも(大石、ソルダムなど)、ブルーベリー、 BlackBerry、梅、桃、ハックルベリー、梨、ラフランス、紅玉りんご、ふじりんご 、山形のものではないが伊予柑、年間を通してのキウイフルーツ。それらの果物が出回ると素材に呼ばれるような気がしてコンフィチュールを作ると いう次第です。

sakuranbo.jpg  サクランボ佐藤錦
さくらんぼ 佐藤錦

プラム大石1  プラム大石2
プラム 大石

ブルーベリー  ブルーベリー3
ブルーベリー

川中島白桃  240676020_214159824014303_2859687864818390728_n.jpg
川中島 白桃

中でもさくらんぼは山形独特の作物なので大変喜ばれることから、特に農家から仕入れてつくります。お尋ねもありましたが種を抜くのは写真のようなドイツ製のKirschentkernerを使っています。この種を抜く工程が大変といえば大変だけれどまた面白いところです。

コンフィチュール

桃については晩夏に収穫される川中島白桃を中心に使っています。今年は試しに黄金桃も少し入れてみました。今ちょうど桃仕事が一段落して発送の方に取り掛かるところです。無事にお届け出来るように細心の注意を払っています。
変な言い方ですが屈託なくシンプルに受け取って頂けるのが一番嬉しいです。商品化というお話もありましたが、何をやっているかわからなくなりそうで手の届く範囲のことをしています。

桃 桃3 240540491_2881525385492197_380609620953638523_n.jpg
左から 川中島白桃 黄金桃 切った桃を煮詰めているところ

240667008_1046564779504275_6741933084629776108_n.jpg  びん2
瓶の消毒とコンフィチュールを詰めた瓶

朝の食卓はこんな感じです。その時の気分のコンフィチュールをパンにのせて食しています。筑波のS.T.さんからお送りいただいたお手製の3種のピューレの内メスレーが今マイブームです。

朝食6


最後にこの度の桃仕事に際してはさつき会大先輩のY.N様よりコンフィチュールを入れる小瓶の提供をしていただきました。「人と人とを繋ぐ山中さんのコンフィチュール素敵ですね」とのお言葉もいただきお心大変嬉しかったです。ありがとうございました。
確かにコンフィチュールには裃を解くような不思議な力があるんですよね。。。
        
付 :Kirschentkernerを載せた青いお皿はさつき会小島ゆり様(松江藩御抱え塗師第12代目)の作品です。リモートの展示会で求めさせていただきました。大変気に入って使わせて頂いております。
付2:神奈川在住の大先輩、I.C様より先ほど珍しいイヌビワのジャムをいただきました。実ったものをお手製してくださったとのこと、ねっとりした甘さの中にお心の温かさを思います。

(レポーター kumin :山形県在住)

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山形のみのり vol.1 ~農業ヘルパーと手の仕事~

山形県CM(2)

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今回は、山形県にお住まいのレポーターさんからの投稿です。
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山形は四季がくっきりしていて自然が豊か。
食べ物も山菜や、さくらんぼ等の果物を始め豊富で美味しい土地柄です。
このさつき会のブログで少し紹介をさせて頂き、山形ファンの方が少しでも増えて下されば嬉しいです。

山形1

今回は、山形で農業ヘルパーの仕事を通じて、農について色々な事を感じ、考えながらも農と絡んだ創作活動に昇華させている二人の女性を紹介させてください。

岸さんと、とみたりえこさんは、それぞれ8年、13年、農業ヘルパー(農家バイト)をして、子育てしながら、それぞれの農家さんと直接契約で農家のお手伝いをしています。農家さんとお互いの空いている時間を伝え合い、隙間時間でできるので、とても画期的な働き方になっています。
二人の作業はそれぞれですが、一例をあげると
 春の種籾仕事(これは人手がいるそうです)に始まり
 さくらんぼ、デラウェアの収穫と選果
 ほうれん草の袋詰めから始まり、畑の草取り、
 ほうれん草の収穫
 他にもズッキーニ、枝豆、蕪、人参の収穫、
 冬には青菜(せいさい)の漬物仕事
と多品目を扱う農家さんの要望に応じて、季節毎に違った内容となるので、楽しく取り組めるようです。私も今回改めてお話をお聞きして、その収穫の喜びのかけがえのないことを感じました。

そんな中、ご自身の内面の力が高まったのだと思います。
岸さんは灯具『瓢箪ランプ』作りを、とみたりえこさんは『米袋Bag』作りをはじめました。 

山形4

岸さんは、ベランダに瓢箪を植えるなどした後に、西蔵王の地元の方の耕作放棄地をお借りして、自分で瓢箪を植えて収穫しています。(害虫による虫食い防止のために、網をかけています。)収穫後すぐにお尻に穴を開け、すっぽり水に浸けて腐らせ…ひょうたんの下地作りをして、図柄のイメージを鉛筆で描き入れて推敲し、くりぬいていきます。

山形3-2

灯すとこんな感じ。まだ修行中と謙遜していますが、欲しいお友達にお分けしたりしています。
この幻想的な灯具に照らされる生活を想い、私も部屋を片付けて灯してみたいと思っているところです。

とみたりえこさんは、コメ袋を使ってバックを作っています。
お米大好きな農業ヘルパーのとみたさん、米離れが進んでいる今「お米をもっと食べてもらいたい!」
米袋ってよく見ると可愛いデザイン!!
丈夫で、使い捨ててはもったいない!!!
というところからこの『米袋Bag』が生まれました。
プラレジ袋は使わずこんなエコバックを使っていただきたいということで、巣立ったBagは三桁に達しているそうです。

山形2-2

写真両脇の『つや姫』は山形の主力品種。真ん中の『チーバくん』は千葉のお米で、この赤いチーバくんが気に入り、私は姉妹で使っています。裏地も犬柄で可愛いです。お買い物に携行すると、「米袋ですか?」と話しかけられることが多いですね。

お二人とも山形の農に関わるなかでヒントを得ながらご自分自身の創作活動に辿り着き、思いを昇華されているところに魅力を感じておりましたので、ご紹介させて頂きました。
(レポーター kumin :山形県在住)

関連情報:
岸さんInstagram
とみたさんInstagram

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