さつき会ブログ

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介護 ~私の場合②~

介護CM(1)

「介護」の経験は人それぞれ。私の場合は、仕事を続ける中、大勢の方たちに助けられながら伯母(母の姉)と母の在宅介護をしていたのですが、ついに限界の日が訪れ、高齢者施設で二人を看取った、という経験です。

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(母が高齢者施設で迎えた誕生日にいただいたカードと供花)

介護が必要だと思った日
介護が必要だとはっきり思ったのは、伯母93歳、母89歳の時でした。深夜に鳴った電話のベルの音。走って5分ほどの実家に着くと、伯母がベットから落ちていて、動くことすらできませんでした。
「元気なときを大いに楽しみましょう!」「姉妹二人で助け合うから大丈夫!」の言葉に甘え、民間のヘルパーさんを週2日頼むことで安心して、会社経営と今後の継承問題に追われていた一人っ子の私が、このままではいけないと思った日でした。
出来る限り在宅で過ごしてほしい。しかし、仕事を辞める訳にいかず、私自身、70歳を目前に体力的にも精一杯。

あらゆる在宅介護サービスの手配
先ず、今までお願いしていた信頼できるケアマネージャーに相談しました。そこで紹介してもらった在宅医療の女性の先生との出会いが私の心を支えてくれたような気がします。そしてその後も大きな関わりを持つことになったのですが・・・。
在宅看護の会社とも契約をし、民間のヘルパー会社の日数、時間を増やし、何とか週5日間、誰かが二人を見守ってくださる体制を作りました。家中に転倒防止の介護用の器具を取り付けて、緊急の際はいずれかのサービスに連絡すれば、すぐにとんで来てくれるようにして、鍵の管理についても安全を期した対策を講じて・・・・これで一安心。

在宅介護サービスの難しさ
と思ったのも束の間。在宅介護サービスを利用することの難しさと直面することになります。
二人とも、自宅に第三者が出入ることに抵抗があったのを説得し、納得してもらったはずなのですが、「どうしても受け入れられない」人ができてしまうのです。在宅看護の会社は変えざるを得ませんでした。半面気に入ったヘルパーさん以外はいや、という希望もあります。在宅医療の先生、ケアマネージャーとの打ち合わせは、介護する側の悩みを相談できる有意義な時間でした。
週5日誰かに来ていただいても、いつ何が起きているか分からない・・・という状況の中、毎回30分程度1日に数回行う巡回訪問サービス、というものも採り入れました。しかし、老々介護の中、母からの連絡で真夜中、明け方など、実家に走る日もだんだん増えていきました。

在宅介護の終った日
転倒は、状況を一変させるものです。うなぎやお寿司を元気に食べていた二人でしたが、伯母が転倒を機に誤嚥。在宅医療の先生がすぐに来てくださり、「私の経営している高齢者施設に入れましょう!」という決定が一晩にしてなされたのです。

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(高齢者施設の室内で)

在宅で看取る、ということの限界を実感しました。高齢者施設に入った伯母は環境の変化を受け入れ、「食べたいものは全部食べたのでもういい。」と言い、入所後約1年経った日に安らかに老衰で旅立ちました。
付き添いで施設に入ったはずの母は、施設で転倒して大腿骨骨折。術後は順調に快復したのですが、元気すぎてまたもや施設で転倒。伯母が他界した1か月後、脳梗塞で意識が亡くなり、姉を追うように旅立っていきました。享年97歳と93歳でした。
「幸せねえ」が口癖だった老姉妹、「ぽっくり行きたいわ。」という願いはほぼかなえられたのかと、墓の前で手を合わせています。

遠からず介護される側になるかもしれない私はこのように思っています。
元気なうちに幸せな体験を思い切りしたい。急激な老いが訪れたら、第三者の手を借りながら、自然に旅立てる日を待ちたい・・・と。
(担当:Giglio)

※「介護」の経験は人それぞれで、本当に違います。
様々な経験談は、これから介護を経験する方たちの参考になるかもしれません。
そんな思いから、『さつき会ブログ』では介護経験のある会員の皆さんから「介護~私の場合~」の原稿を募集致します。
あなたの経験を是非 お聞かせください。
原稿は joho-hasshin@satsuki-kai.net までお願いします。


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介護~私の場合~ ①

介護CM(0)

田舎の親を実家で看取る

父が亡くなって三年半経ちました。

“絶対に入院しない”という父を実家で家族で看取ることができたのは、本当に周りの方たちの助けがあったからだったとしみじみと思います。

半年間の闘病生活でしたが、母は認知症で戦力外。実家に同居している妹も心身ともにパーフェクトではないという状況でした。
ケアマネージャーの方が中心となり、計画を立ててくださいました。母はできるだけデイケアへ。父には訪問医療、訪問看護、デイケア、ヘルパーの方、使える公的サービスはすべて利用。私も10日1回は帰省。(最後の1か月は何往復もしましたが)
加えて、私も妹も車が使えないという状況を、従姉が考えられないぐらい助けてくれました。なんといっても洗濯が大変で、コインランドリー通いはマスト。乾燥している間にスーパーに買い出し。
さらには幼馴染で同じ町内のAさんには私が帰省できない間家の様子を見に行ってもらったり、葬儀の時にも貴重なアドバイスをいただいたり、本当に助けてもらいました。

病院のような設備も手厚い看護もなかったですが、とにかく本人の願いはかなったのだと思います。

(N.H.さん 1984法:東京都在住)

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