さつき会ブログ

さつき会イベント委員の有志が会員の皆さんと一緒に様々な情報をお伝えしていきます。           (※ブログ内の関連情報は、興味をお持ちの方にさらに深く知って頂くためのものです。さつき会として販売促進するものではありませんのでご了解ください。)

原広司・原游の展覧会によせて

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今回は、さつき会ブログレポーター kuminさん(1985工院)からお送り頂いた記事をご紹介します。


原広司『建築に何が可能か』12/13-3/5
国立近現代建築資料館

原倫太郎・原游『つくりかけラボ10RE幼年期ディスカバリー』1/14-4/2
千葉市美術館


早春にこの二つの展覧会、親子それぞれの集大成、スタートアップとなる展示が行われています。
機会を作り、上京して拝見してまいりました。

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まず千葉市美術館で行われているアーティストユニット“原倫太郎・原游”の展覧会!「遊び」がテーマです。
展示室に入った瞬間〜子供が小さかったら連れてくるのになぁー、いや、私の方が子供みたいに遊べそう〜 
重たい鎧を脱ぎ捨てたくなるような軽快な装置の数々。

中でも展示室を縦横に水を流している水路は、写真の通りカラフルな色彩で子供達が作る船を一方通行で流して水を足元で回収して循環させるという、目からうろこの装置でした。

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そしてピンクと水色の大きな箱は内部に飾るものを一般の方から募集しており、このピンクにはある老齢の婦人が自らの私物を持ち込んで飾ってくれているそうです。

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(ピンクの箱の中に立つ原游さん)

不思議な卓球は原倫太郎・原游夫妻の十八番の作品ですが、こちらは台の下に装置が埋め込んであって玉が触れると不思議な音を立てます。

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(不思議な卓球をする原游さん(右)とTさん)

インスタレーション作家の原倫太郎さんに対して、東京芸大で研鑽を積んだ原游さんは絵画の可能性を探求し平面作品に取り組んでいます。不肖私が作っております山形コンフィチュールのタグも、こちらの原游さんにデザインして頂いております。

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旅の最後に訪れたのは、国立近現代建築資料館。
原広司『建築に何が可能か』-有孔体と浮遊の思想の55年-

原先生は東大で28年にわたり教鞭をとられましたが、個人住宅から美術館そして代表作となる「JR京都駅」、大阪の「新梅田シティスカイビル」、「札幌ドーム」など世界的に著名なランドマークまでを手がけてこられました。
そして数学、哲学、芸術を始めとして多様な視点から建築に関する思索は、日本の現代建築の発展を大きく牽引したと言えます。その代表である1967年の著書『建築に何が可能か』における「有孔体」と「浮遊」の思想に始まる原先生の思想は後に反射性住居、多層構造、機能から様相へ、集落の教え、離散的空間等多彩な建築概念に発展し、現代建築に計り知れない影響を与えています。

こちらの展覧会では、近年原広司+アトリエファイ建築研究所から寄贈が進められている建築資料群の中から「有孔体」と「浮遊」というテーマの展開を示す図面とスケッチを、年代を追いながら展示しています。原広司作品の根源であるこの二つの発想がいかに具現化し 建築となっていったかという点に着目し、「思想」「構想」「実想」と三つの「想」を行き来しながら原広司の思想と実体的建築の解読へと誘っています。

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日曜日ということもあり熱気あふれる観覧者で、皆さん熱心に図面をご覧になっておりました。CAD全盛の昨今でございますが、手の温かみ溢れるスケッチに軽い興奮を覚えました。
旅程を伸ばして拝見することにして本当に良かったです。
(kumin :山形県在住)


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ピカソの実験的作品にも出会える「ART FACTORY 城南島」

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 Giglioさんの「ピカソとその時代」のブログを拝見し、思わぬ所でピカソに出会えた「ART FACTORY 城南島」についてご紹介したくなりました。アートファクトリー
「ART FACTORY 城南島」は、東横インが倉庫街にあった自社の倉庫を再利用した施設で、三島喜美代氏の大規模な立体作品と、浮世絵のインスタレーションが常設展示されています。三島氏は1932年生まれですが、現在でも、生み出される膨大な製品やゴミをモチーフに、社会に問いかけ活躍する作家です。この施設にはゴミなどをテーマにした作品や、新聞紙の束による巨大な迷路があるほか、広大な元倉庫の床に20世紀100年間の記事を転写したレンガ11,000個が敷き詰められています。三島作品
常設展示冒頭の三島作品
浮世絵インスタレーション
浮世絵のインスタレーション

そして、レンガが敷き詰められた吹抜空間の2階をぐるりと廻るキャットウォークの壁に、ピカソと写真家アンドレ・ヴィラール、詩人のジャック・プレヴェールが共作した作品が多数展示されているのです。
三島レンガとキャットウォーク
敷き詰められたレンガと二階のキャットウォーク

猫

ねこの詩
「猫を連れた男」 作品と詩

ヴィラールの写真にピカソが具象的なモチーフをコラージュしプリントした実験的コラボ作品へ、プレヴェールが詩を寄せています。作品と詩が一対ずつ並べて展示されています。
魔術師

魔術師の詩
「雄牛を連れた魔術師」 作品と詩

山羊

山羊の詩
「地平線の山羊」 作品と詩

ピカソたちの作品があることは公式HPでも触れられていないので気づかない人も多く、私も全く想定外、頑張って螺旋階段を昇ったご褒美の様に思えました。
アクセスは不便な場所ですが、素晴らしい展示を無料でしかもたった一人で満喫することができ、屋上からはすぐ近くの羽田空港と飛行機が間近に見られ、ちょっと苦労して行っただけの価値は十二分にありました。

ART FACTORY 城南島 三島喜美代 アンドレ・ヴィラールとピカソ
<担当:NAO>

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「まだ見たことのないピカソ」を見た

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国立西洋美術館
ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

~2023年1月22日まで~


12月の晴れた日、上野の国立西洋美術館を久しぶりに訪れました。「まだ見たことのないピカソ35点が日本初公開」という言葉に惹かれて。
ドイツ生まれの画商ベルクグリューン氏の元コレクションの中からピカソ、マチス、クレー、ジャコメッティ等の作品が97点出展されていて、内76点が日本初公開の作品だということです。


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チケットはオンラインで予約。入り口は人も少なく、これはゆっくり見られると思い、長谷川博己氏のナレーションの流れる音声ガイドの器械を手に、中に入ってみると・・・ 静かに絵に見入る大勢の人々。

目を上げると作品に撮影禁止のマークが。ということは、撮影禁止のマークのない作品は撮影可能ということかもしれない、と周囲を見回すとスマホを絵に向けている人たちがいます・・・。
初めは遠慮がちに、鑑賞する人々の後ろから「座るアルルカン」を撮影しました。
絵画に関する造詣が深いわけでもなく、他の鑑賞者に気を遣いながらのスマホでの撮影なので画像も欠けていたり曲がっていたり。そんな私の眼で見た展覧会の様子をお伝えします。

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1 ピカソが描いた二枚のドラ・マール

ピカソの恋の多さはあまりにも有名です。そして女性が変わるごとに作風が変わったとも言われています。
今回の展覧会で特に目を引いたのは次の二つの作品。モデルが、ドラ・マールという女性であること、そして今回の展覧会の大きなポスターに使われているという共通点があります。

キュビズムの人物像の特徴は、一人の人物を多視点から描いているところにあると言われます。小学校時代、キュビズムに魅せられた美術の先生に、1枚の絵に正面と横顔を組み合わせた絵を描くようにと言われて苦戦したことがありました。もちろん人の内面の多面性など全く分からない私の描いた絵は、単にバランスの取れない奇妙な失敗作に過ぎなかったのを覚えています。
しかし、間近に二つの作品を見た時に、ピカソの思いがほんの少しですが、伝わってきたような気がしました。

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「緑色のマニュキュアをつけたドラ・マール」(1936年)

彼女の右半分は目を見開き真実を見つめるかのようです。しかし左半分は現実から目を背け、遠くにある何かを凝視しているように見えます。そして、どちらの目も美しい。
絵の題名である緑色のマニュキュアをした指は左右4本ずつしかなく、直線で不自然な形をしています。この指から、ピカソは何を伝えたかったのでしょうか?

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「黄色のセーター」(1939年)

彼女の顔の右半分は、意志の強い目が正面を見据えていますが、左半分の憂いを秘めた目は心の奥に向かっているように見えます。
指は5本ずつありますが、右手はつややかで直線的で、左手は汚れ、傷つき、曲がりくねり、左右共に不自然な形をしています。黄色のセーターの網目は丁寧に描かれていて、左側からは体のまろやかさが伝わってきます。

美しかったに違いないドラ・マールはこの二つの絵が完成した時、どう思ったのでしょうか? 不自然な自分の姿に驚いて、不満に思ったのでしょうか?
ドラ・マールとピカソの関係は1936年~1943年という短い期間だったそうです。しかし、ドラ・マールはピカソと別れたのちもこの絵を大切に保管し続けて自宅のリビングルームの暖炉の上に飾っていたということです。彼女にとってこの絵は、第二次世界大戦の不安や恐怖の中をピカソと共に生き抜いた思い出が刻まれた、何物にも代えがたい宝物だったのでしょう。

2 ピカソの作品から

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「大きな横たわる裸婦」

モデルの女性は不自然に首を捻じ曲げて暗くくすんだ色で描かれています。
ピカソは後にこう語ったそうです。
「私は戦争を描かなかった。だが、戦争の時代に描いた作品には、戦争が存在している。」

ピカソのスケッチ画とパステル画「座って足を拭く裸婦」です。いずれもいわゆる「ピカソの絵」とは趣を異にしていますが、力強い手の表現にピカソらしさが感じられます。素晴らしいデッサン、パステルでのやわらかな表現が心に響きました。

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対象を確かに見据える天才の眼、吸い込まれるような色彩のハーモニーを感じられる次の二つの作品も心に残りました。

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「彫刻家と彼の彫像」

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「窓際の静物 サン=ラファエル」(1919年)

3 クレーの作品の中から

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「時間」

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4 マチスの作品から

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matisu

まるで東京オリンピックのピクトグラムのような切り絵です。

5 ジャコメッティの彫刻とピカソの大作

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最後の部屋でジャコメッティの彫刻とピカソの大作に見入る人々です。 

展覧会を見終わって、心地よく満ち足りた気持ちになりました。ベルクグリューンの美学によって構成された統一感が流れていたからかもしれません。一枚一枚の絵に作家の魂が込められているような気がしました。
ご紹介しきれなかった作品にも心に残ったものがいくつもありました。
国立西洋美術館での展覧会は1月22日まで開催されていて、そのあとは大阪で開催される予定です。
もし、興味のある方は、ご自分の眼で鑑賞していただければと思います。さらに、音声ガイドを聴きながら鑑賞されることと、気に入った作品が多数あった場合は図録を求められることをお勧めします。図録を買わなかったことに少し後悔している私からのアドバイスです。

その後、国立西洋美術館の常設展を見ました。松方コレクションの数々が落ち着いた気分にしてくれます。今回はルノワール、モネの作品もありました。個人的に気に入った2枚の絵です。

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〇詳しくは、こちらをご覧ください。
国立西洋美術館 ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展

大阪では、大阪国際美術館において開催されます。
会期:2023年2月4日(土)〜5月21日(日)
〇詳しくは、こちらをご覧ください。
国立国際美術館

(担当:Giglio)

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出光美術館(東京)

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国宝「見努世友」とは?

新型コロナで閉館していた出光美術館が4月23日からようやく再開しました。
再開後の最初の展示は、「国宝『見努世友』と古筆の美」です。

古筆とは、一般的には平安時代・鎌倉時代の和歌を書いた筆跡を指しますが、広くは古人の優れた筆跡や絵画を意味し、歌書だけではなく、写経、物語、日記等その内容は様々なものがあります。これらは、時代が下るにつれ、切り分けられて、掛軸としたり、台紙に貼られアルバムのようなコレクション(手鑑=てかがみ)として鑑賞されていました。(出光美術館の説明より要約)

カタログ

今回、国宝の手鑑「見努世友=みぬよのとも」が2018年からの修復後初めて公開されています。中には、様々な古筆(「伝聖武天皇(大和切)」、「伝源実朝(中院切)」、「伝菅原道真(河内切)」、「伝紀貫之(荒野切)」等々)があり、きれいに修復されています。残念ながら私には読めませんが、筆者の性格や美意識がそこはかとなく伝わってきます。こうした古いものが長い間大切にされてきたことを考えると、私の親の世代には当然であった変体仮名や漢文の知識などが特別なものとなり、古いものが理解できなくなってきていることが残念な気がします。

ところで、私は出光美術館がとても好きなのですが、その理由はいくつかあります。
まず、アクセスがとてもよいことです。JR有楽町駅からも、多くの地下鉄の日比谷駅からもすぐのところにあります。(帝国劇場と同じビルといった方がわかりやすいでしょうか。)
また、小さな美術館で混雑していないので、ゆっくり鑑賞できることです。私は、全体をざっと見て、その後気に入った展示に戻りゆっくり見ることが多いのですが、戻るのが億劫になるほど広くはなく、また、並んで順番待ちをする必要もなく、好きなだけ見ていられます。
さらに、館内を30分ほど回りながら学芸員さんが見どころなどを説明してくれる「列品説明」というのがあります。展示を企画した学芸員さんだからなのだと思いますが、企画の狙いや展示物の面白いエピソードのほか、学芸員さんの個人的な思いや興味のポイントなども話してくださることがあります。

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最後にロビーです。皇居を望む大きな窓があり、自由に緑茶やほうじ茶をいただきながら、ゆったりと余韻にひたることができます。今回は小雨にけぶる新緑と遠くのビル群をながめることができました。

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 なお、現在は新型コロナの感染防止のため、「列品説明」と「給茶サービス」はやっていません。また、入館には事前予約が必要です。


 出光美術館

          (担当 Aozora)

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三川を眼下に臨む、こだわりの山荘~アサヒビール大山崎山荘美術館

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 重厚な趣がある中に、実家のような温かさを感じるアサヒビール大山崎山荘美術館。かつてマンション建設のために取り壊す計画もあったというこの山荘が、美術館として保存されたことに感謝せずにはいられません。
全景
英国風ゴチック様式の山荘

 アサヒビール大山崎山荘美術館は、天下分け目の戦いで知られる天王山の麓にあり、京都駅と大阪駅のほぼ真ん中に位置します。JR京都線の山崎駅か阪急京都線の大山崎駅まで、京都、大阪のどちらからも20分程度。駅から徒歩約10分。少々急な坂道ですが、駅前から無料送迎バスも出ています。
 駅から坂を登っていき、山の中のトンネルをくぐると、どんな世界が待ち受けているのだろうとワクワクしてきます。
入り口のトンネル
山荘入り口のトンネル

テムズ川の記憶をもとに選んだ眺望
 坂道を登った先では、自然を活かした木々と広々とした庭園、そして英国風ゴチック様式の邸宅が迎え入れてくれます。この山荘は、関西の実業家、加賀正太郎氏が自ら設計し、何度も改築を繰り返して完成したものだそうです。そのためか、随所に正太郎氏のこだわりが見られ、別荘でありながら本宅のような味わいと温かさを感じます。
 正太郎氏のこだわりは、暖炉や壁面装飾、ステンドグラス、2階の浴室など枚挙にいとまがありませんが、中でも私が大好きなのが2階のテラスからの眺めです。正太郎氏は、イギリス遊学中に眺めたテムズ川の流れの記憶をもとに、木津、宇治、桂の三川が合流するこの地を選んだそうです。今は、このテラスは喫茶室として利用されており、美味しいお茶とケーキをいただきながら、景色を堪能することができます。対岸には石清水八幡宮のある男山が見え、京都や奈良の山々も見渡せます。
テラスからの眺望
テラスからの眺め(私のカメラの腕前では、景色の素晴らしさを十分お伝えできないのがもどかしいです)

安藤忠雄氏設計「地中の宝石箱」での名画鑑賞
 正太郎氏の没後、大山崎山荘は、平成のはじめには傷みが激しく、荒廃していたそうです。正太郎氏が創業に関わったニッカウヰスキーの株を託すなど、アサヒビールの初代社長の故山本爲三郎氏と深い親交があった縁で、アサヒビールが山荘を復元し、1996年に美術館として公開することになりました。
 復元の際、建築家・安藤忠雄氏の設計により、コンクリートの展示室「地中の宝石箱」が加えられました。当時、安藤忠雄建築研究所の一員として改修に携った同窓生の岩田恵さん(d/dt Arch.パートナー、1991年工学部卒)に、改修のポイントを伺いました。
 「『“地中の宝石箱”が庭園側から見えなくなるように!』と安藤さんが何度も言われていました。土のレベルに配慮したり、植栽を増やしたり。25年経って、今は緑に埋もれて庭園に馴染みました。安藤さんは、『建物は古くなるが、木は大きくなる』ともおっしゃっていました。
 建物の中では、本館の内装とできるだけ違和感のないように展示ケースをデザインしたこと。これも安藤さんが『新しく見えないように古めかしく』と強調されていました。」(岩田氏より)
 改修時には、そんな配慮があったのですね。構想通り、今では木々に隠れて、コンクリートの違和感はほとんどありません。
 「地中の宝石箱」では、モネの「睡蓮」やピカソ、モディリアーニなどの作品が常設されており、柔らかく曲線を描いた壁面と相まって、ゆっくりと鑑賞できることも魅力の一つです。
地中の宝石箱
木々に埋もれて周囲に溶け込んでいる「地中の宝石箱」

 大山崎山荘美術館にはまだまだ語り尽くせない魅力がたくさんあります。ぜひ一度足を運んで、ご覧いただけたら幸いです。

アサヒビール大山崎山荘美術館
美術館へのアクセス(JR山崎駅、阪急大山崎駅からの無料送迎バス時刻表など)
岩田恵氏略歴など

(担当:ゆっちょむ)


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