さつき会ブログ

さつき会イベント委員の有志が会員の皆さんと一緒に様々な情報をお伝えしていきます。           (※ブログ内の関連情報は、興味をお持ちの方にさらに深く知って頂くためのものです。さつき会として販売促進するものではありませんのでご了解ください。)

研究分野での男女共同参画は実現できるのか?

男女共同参画CM(0)

***会員の中野恭子さんが、12月15日開催のJSPS(日本学術振興会)男女共同参画推進シンポジウム『研究とライフイベントの両立へのヒントがここに!』をご紹介くださるとともに、ご自身のご経験を踏まえて男女共同参画に関する思いを投稿してくださいました。***

日本の女性の地位、昔よりはよくなったものの
 大学の執行部に女性が少ない状況は、Global Gender Gap Index Rankingsにおける日本の地位の低さに貢献しており(注1)、仕事で行く東南アジアの国立大学では女性学長や副学長が珍しくないのに恥ずかしいことです。それでもこの30年に少しはよくなり、たとえば日本学術振興会(JSPS)のデータによりますと、大学教授の6人に1人は女性だということです(注2)。
 男女雇用機会均等法ができる10年前に理学部を卒業し、高卒の資格でよければ採用するなどといわれるなか大卒資格で民間企業に就職したものの、本社での出世頭は秘書課の主任という現実にくじけて出産退職した私には、社会のうねりがあるように見えます。長男と三男は3歳しか違いませんが、朝幼稚園に送ってくるお父さんが3年間で顕著に増えた記憶があります。夫はまったく知らないと思いますが。
 他方、特別研究員-RPD及び海外特別研究員-RRAの採用者・経験者を対象としたアンケート調査(JSPS 2020年)では、出産・育児のために研究を諦めることが多いと感じる研究者が85%にのぼります。男女共同参画学協会連絡会「第四回 科学技術系専門職の男女共同参画実態調査」(2017)は、社会全体での取組が必要と指摘していますが、男性の家事・育児への参加や上司の理解、男性の意識改革はなかなか進まないようです。
日本女性の地位データ
Prof. Ellen Joan Kumaat:インドネシアの国立大学(Universitas Sam Ratulangi)学長、専門は土木工学
インドネシアKumaat学長
出所:https://womensobsession.com/detail/803/berkarya-lewat-dunia-pendidikan

それぞれの取り組み情報を共有しよう
 このようななか、JSPSは2021年12月15日(水)に男女共同参画推進シンポジウム『研究とライフイベントの両立へのヒントがここに!』をオンラインで開催します(https://cheers.jsps.go.jp/event/)。企画を持ち込んだ男性理系研究者は、多くの大学・研究機関が多様性推進に取り組んでいるものの、それらが単独で走っていて情報共有ができていない、との現状認識をもっています。どの職場がどのような方針や体制をもっているのか広く情報共有することは、女性研究者の挑戦を後押しするとの期待があります。また男女共同参画は、性的マイノリティや移民などマイナーな立場にある人々の参画につうじる多様性の尊重であり、SDGsが目指す誰も取り残さない世界へのカギの一つでもあります。
 理系研究分野での男女共同参画には母数の増加が必要です。この観点から、お茶の水女子大学は理系女性教育開発共同機構を設置し、いわゆるリケジョ育成や女性研究者の海外での活躍を支援しています(注3)。
JSPSポスター

夫の仕事事情で退職する女性は、まだ今も
 私はすべての仕事から離れるというどん底からはいあがり、いつからか夫もこどもも置いて何週間も海外出張に出るようになりましたが、研究職の夫の仕事事情で退職して海外に同行する女性を至近距離でみると胸が痛みます。個人の選択や環境にもよりますが、子連れのシングルファーザーで海外赴任することが許されなかったり(女性の単身赴任はたいてい子連れなのに)、保育園お迎えの時間に帰れない父親が普通だったりと、日本のワークライフバランスはまだ均衡していない気がします。育った家庭のカルチャーも影響すると考えられるので、女性が無意識の性別役割分担から脱することも大事かなと思います。

中野恭子

(注1)WEF "Global Gender Gap Report 2021"

(注2)日本学術振興会(JSPS)Cheers!「データで見る研究分野の男女共同参画」

(注3)お茶の水女子大学理系女性教育開発共同機構


-----------------------------------------------------
★あなたの「とっておき」の情報も教えてください★

下のURLをクリックして情報をお寄せください。
https://forms.gle/Yn8FBiFNcSx3camc9
-----------------------------------------------------

遺構へ行こう!「愛岐トンネル群」             ~今年の秋の特別公開は11/27(土)-12/5(日)~

愛知県CM(2)

日本の産業化の波の中に生まれ、そのうちに忘れ去られてしまった遺構が日本のあちこちに残っています。
今回はその遺構のうちでもお気に入りの一つである「愛岐トンネル群」をご紹介します。

愛岐トンネル1
3号トンネル(一番最初のトンネル)。 廃線の時にレールは取り除かれています。

「愛岐トンネル群」はその名の通り、「愛知」と「岐阜」にまたがるトンネル群です。
国鉄の中央(西)線の名古屋―多治見間に開通したのは1900(明治33)年。高蔵寺駅から多治見駅にかけての区間は13基のトンネルを抜けて川沿いを走る単線でした。
1960年代の高度経済成長の時代になって、大量輸送の要求から中央線は電化・複線化されることになり、この区間には新しい長いトンネルによるルートが敷設され、1966年に古いルートは廃止されました。そして、時代とともに、この古いルートの存在は忘れ去られていたそうです。
ところが今から15年ほど前、年配の方がとあるきっかけで定光寺駅付近に煉瓦造りのトンネルがあることを思い出し、その話をきいて有志の方々がトンネルの探索を始め、数ヶ月の後にトンネル群が再発見されることとなりました。
その後トンネル群は貴重な産業遺構として、経済産業省「近代化産業遺産」として認定され、ボランティアの方達のご尽力で春と秋に特別公開され、廃線跡を伝ってトンネル群を散策できるようになっています。
中でも、秋の紅葉の頃の景色は大変見事です。

愛岐トンネル2
6号トンネル。このトンネルをぬけると岐阜県側になりますが、残念ながらこの先はまだ整備されていません。

写真は昨年の秋の特別公開の時の景色です。
今年の秋の特別公開は11月27日(土)~12月5日(日)の9日間です。
煉瓦造りのトンネルのロマンを感じに、お近くの方、是非お出かけください。

愛岐トンネル保存再生委員会
※このサイトでは、名古屋市内の小学5年生トン太くんが案内してくれる「愛岐トンネル群特別公開バーチャル体験記(2016秋)」なども見ることができて、とても楽しめます。現地に行けない方は、こちらをどうぞ!

(担当: Super鉄子)


-----------------------------------------------------
★あなたの「とっておき」の情報も教えてください★

下のURLをクリックして情報をお寄せください。
https://forms.gle/Yn8FBiFNcSx3camc9
-----------------------------------------------------

飯能戦争の舞台、能仁寺

埼玉県CM(0)

能仁寺もみじ
NHK大河ドラマ「青天を衝け」で、埼玉県深谷出身の渋沢栄一が活躍していますが、その第25回で放送されたのが、飯能の能仁寺を舞台にした飯能戦争でした。栄一とともに慶喜に仕官した従兄弟の渋沢成一郎や尾高惇忠(妻千代の兄)らが彰義隊から分裂して振武軍として新政府軍と戦うも、最新装備に圧倒され数時間で敗れてしまいます。
栄一がパリに行くにあたって見立養子となっていた渋沢平九郎(惇忠、千代の弟)は、彼らと離れ一人深谷を目指しますが、越生町で新政府軍と遭遇し、20歳で自刃しました。幕末の悲劇のイケメンとしても有名です。一月末まで飯能・越生では平九郎の足跡をたどるスタンプラリー開催中。平九郎スタンプラリー
能仁寺は現在、紅葉が見ごろとなっています。また、ここは天覧山の麓となりますが、天覧山を借景とした約千㎡の池泉回遊式蓬莱庭園(桃山末期作)は特に春のつつじが見事で日本の名園百選に入っています。能仁寺参道  能仁寺庭園

さらに能仁寺の一角には、キムチなどでおなじみピックルスコーポレーションが昨年開業した、発酵体験を楽しめる「OH!!!」があります。OH!!!
天覧山は駅からも近く標高わずか197mですが、富士山が美しくスカイツリーまで望める、誰でも登って楽しめるハイキングのお薦めスポット。
飯能には、フィンランド以外では世界初のムーミンバレーパーク(12月10日からリニューアルオープン)や絶景の紅葉が見られる隠れた穴場、鳥居観音、東郷公園もありますので是非お越しください。
能仁寺 ムーミンバレーパーク
鳥居観音 東郷公園
<担当:NAO>

-----------------------------------------------------
★あなたの「とっておき」の情報も教えてください★

下のURLをクリックして情報をお寄せください。
https://forms.gle/Yn8FBiFNcSx3camc9
-----------------------------------------------------

“岩場の天使”に魅せられて~エゾナキウサギを守りたい!~

北海道CM(0)

今回は、さつき会会員N.S.さんにお願いして、北海道だけに生息する「エゾナキウサギ」について書いて頂きました。

ブ エゾナキウサギ002 (2)
※ナキウサギふぁんくらぶ写真集『エゾナキウサギ』(共同文化社2017)より

みなさん エゾナキウサギをご存知でしょうか?
その名の通り、北海道大雪山系の岩場に住み、ウサギだというのにキュッと鳴く小さなウサギです。
私はその可愛い姿に魅せられて、10年くらい前から「ナキウサギふぁんくらぶ」に入っています。
このウサギは、いまから1万年以上前に、ユーラシア大陸から北海道に渡ってきたと考えられています。氷河期に、陸続きだったころに渡ってきて、氷河期が終わって北海道が島になった後は、北海道の涼しい山岳地帯に生き残ったそうです。
その可愛い姿は、写真をご覧ください。
体長は15~18cm、体重は120g~160gです。ウサギ目ナキウサギ科ナキウサギ属に属しますが、耳はまるく小さく、見た目はまるでネズミです。
耳が短いのは岩の隙間を自由に動き回れるように。尾も短くて見えません。足も短く、何ともかわいい姿です。冬に備えて貯食するために、夏から秋の間に小さな花や草をくわえて自分の巣に持ち込みますが、その姿がかわいくて、多くのカメラマンが写真を撮っています。

ブ エゾナキウサギ001
※ナキウサギふぁんくらぶ写真集『エゾナキウサギ』(共同文化社2017)より

また、このウサギはキキッとかキュッと鳴くんです。
「エゾナキウサギのなきごえ」で検索してみてください。その可愛い映像とともに、鳴き声も聞くことができます。

エゾナキウサギは、2012年、環境省のレッドリストの“準絶滅危惧”となりましたが、生息条件の変化によっては絶滅の恐れがあります。
エゾナキウサギを絶滅から救うには、今ある生息地をそのまま残していくことが大切です。そのために、一日も早く、アマミノクロウサギやイリオモテヤマネコのように、天然記念物指定になってほしいと願っています。

ナキウサギ
※2022年カレンダー(ナキウサギふぁんくらぶ発行)の表紙より

ナキウサギふぁんくらぶは入会金(一般2000円、高校生1000円、中学生以下500円)のみで、年会費はありません。
保護資金のために関連グッズの販売をしています。クリアファイル、カレンダー、写真集、一筆箋、エコバッグなどがあります。
また、会員には「ナキウサギつうしん」が年に3回届きます。
2,3年前まで、東京でも写真展を開催していましたが、コロナ禍の影響もあって、残念ながら今は行なっていません。

(N.S.さん(1964農):東京都在住)


ブDSC05003


数年前にN.S.さんから紹介されて、私も“岩場の天使”の愛らしさにすっかり夢中になり、「ナキウサギふぁんくらぶ」の会員にして頂きました。遠くから応援しているだけですが、エゾナキウサギを守りたいと心から願っています。
ナキウサギふぁんくらぶの会員は「メッセンジャー」と呼ばれています。
あなたもメッセンジャーになって、一緒にエゾナキウサギを応援しませんか?
メッセンジャー(会員)の申込み方法については、こちらのページをご参照ください。
ナキウサギに興味をもって頂けた方は、「ナキウサギふぁんくらぶ」のホームページも是非ご覧ください。


ブDSC_2885
※ナキウサギふぁんくらぶ写真集『エゾナキウサギ』(共同文化社2017)

この記事に掲載したナキウサギの写真は、許可を得て写真集からスキャンしたものです。当然ながら画質がかなり落ちています。写真集ではエゾナキウサギの本来の愛らしさをたくさんご覧いただけて、おススメです。

(ブログ担当:Mikkie)

-----------------------------------------------------
★あなたの「とっておき」の情報も教えてください★

下のURLをクリックして情報をお寄せください。
https://forms.gle/Yn8FBiFNcSx3camc9
-----------------------------------------------------

神田川を歩く

東京都CM(2)

 井の頭恩賜公園の池に源を発し、両国橋の近くで隅田川に注ぐ全長約25㎞の神田川を歩いてみました。60代以上の方には、かぐや姫の「神田川」や、吉田拓郎の「面影橋から」など懐かしく思い出されるかもしれません。神田川は、井の頭恩賜公園から杉並区まで、文京区の一部は川に沿って公園や散歩道が整備されていますが、ほとんどは住宅地や商業地を流れ、東京らしい川ということができます。

ボート池   神田川1
  <井の頭池>       <杉並区久我山付近> 

 まず、ご紹介したいのは、高田馬場から江戸川橋にかけてです。
神田川は、高田馬場駅の少し北側でJR山手線と交差し、さらに少し流れると、東京で唯一残る路面電車と並走します。東京さくらトラム(都電荒川線)です。

面影橋から   サクラトラム
  <面影橋から>       <東京さくらトラム>

 さらに神田川に沿って歩くと、文京区立肥後細川庭園があります。元細川藩の藩邸であった回遊式泉水庭園です。木々の緑と広い池のゆったりとした都会のオアシスです。茶道具などの素晴らしいコレクションのある永青文庫芭蕉庵が接していますが、私が行ったときは、残念ながら緊急事態宣言下で閉館中でした。
 江戸川といえば東京と千葉の境を流れる川なのに、なぜ、文京区に江戸川や江戸川橋という地名があるのか不思議でしたが、神田川沿いに設置された解説板に、神田川のこの辺りは昔は江戸川と呼ばれていたことや、松尾芭蕉がその改修工事に関係していたことなどが記されていました。

新江戸川公園  高速道路の下
  <肥後細川庭園>     <高速道路の下>

 その後は飯田橋まで高速道路の下を流れ、飯田橋からお茶の水まで外堀の一部となって流れています。お茶の水の聖橋に立って周囲を見回して驚きました。湯島の聖堂とニコライ堂以外は、すっかり近代的なビルに建て替えられているのです。私の本郷時代がいかに昔であったかを実感しました。

神田からは川の両側に建物が迫っていて、川のそばを歩くことはできなくなります。水運が物流の中心であった頃、商店などの荷揚げ場が川沿いに連なっていたからだと思います。


聖橋から   浅草橋
   <聖橋から>      <浅草橋の屋形船>

神田から、浅草橋を経て、隅田川に合流するところまではあっという間でした。合流地点は、「柳橋」という花街であったとのことです。東京スカイツリーがよく見えました。
都心は地下鉄網が発達していて便利ですが、地上を歩いてみると、解説板に地名の説明や歴史が書かれていたりして面白いと思います。

隅田川へ合流  隅田川スカイツリー  
<隅田川への合流(柳橋)>  <東京スカイツリー>



   (担当 Aozora)

-----------------------------------------------------
★あなたの「とっておき」の情報も教えてください★

下のURLをクリックして情報をお寄せください。
https://forms.gle/Yn8FBiFNcSx3camc9
-----------------------------------------------------


知と知を繋げて創造する−人文知の新しいプラットフォームを目指して

お知らせCM(0)

知と知を繋げて創造する−人文知の新しいプラットフォームを目指して

東京大学HMCをご存知でしょうか?
今回は、さつき会会員太田泉フロランスさん(2011年文学部)からの投稿によるHMCとそのオープンセミナーのご紹介です。
尚私、アレクサンドリアは、さつきカフェで、笠原真理子さん(2014年文学部)の紹介文からこのセミナーを知り、それ以来たびたび参加しています。様々な分野の最先端の研究成果を研究者の皆様から伺えることは本当に楽しく、時に現役大学生からの質疑応答も大変刺激になります。
今後もできる限りオープンセミナーを拝聴するつもりです。皆様ものぞいて見たらいかがでしょうか?
(以下、太田さんの投稿文章となります)
HMC.png
看板前にて左が笠原真理子特任専門職員、右が太田泉フロランス特任研究員)

①HMC(東京大学ヒュマニティーズセンター)とは
東京大学の人文系部局は、他の分野と同様に、世界を牽引するような研究成果をコンスタントに発表し続けています。しかしながら、それぞれの部局に所属する研究者が垣根を飛び越えて繋がり、協働するための独立したプラットフォームがこれまで学内にはありませんでした。

 そこで、人文学研究の諸分野が、既存の枠組みや差異、線引きを越境して相互に繋がり、チャレンジングで新規性のある、より豊かな研究成果を生み出せるようにと8つの部局が連携して、2017年に東京大学ヒューマニティーズセンター(HMC)が設置されました。具体的には、法学政治学研究科、人文社会系研究科、総合文化研究科、教育学研究科、情報学環、東洋文化研究所、史料編纂所、総合図書館の8部局です。

 現在HMCでは、センター主導で各部局の教員がタッグを組み、パワフルに研究を推進する「企画研究」と、連携部局の教員を対象にした公募で、個人研究あるいは国外から研究者を長期間招聘して行う共同研究を支援する「公募研究A」、そして国際研究集会に対して助成を行う「公募研究B」の3つを主軸に活動を進めています。
 その他にも本年度から、所属の先生方のご研究をスタッフが緩やかに繋ぎ、新たな研究トピックやシーズの発見をお手伝いしたり、本センターと国外学術機関のマッチングや、あるいは地域社会との連携を目指す、「ヒューマニティーズリエゾン部門」が立ち上がったりと、精力的に活動を続けています。

 新しく作られたセンターで、所属スタッフも若手研究者が多いです。未熟な点も多いのは私も一研究員として痛感し、日々学んでいるところですが、同時に「面白い!」や「より深く、遠くまで知りたい!」「これらの研究を組み合わせたら新しい視点が得られるのでは!」という思いを大切に、勢いを持って、そして何より楽しんで活動に取り組めているのは一つの強みかと考えております。

 当センターの最新情報はSNSでも発信しております。どうぞお気軽にフォローくださいませ!

Facebook

図書館
HMCのオフィスが入っているのは東京大学の総合図書館4階です!ということで総合図書館の入り口

HMC展示物
潮田洋一郎名誉フェローご寄付による個人美術コレクションを見る笠原真理子特任専門職員、祝 世潔特任研究員

ブックレット作業
HMCの刊行物であるブックレットを仕分けるスタッフ(水野博太特任助教、和田真生特任研究員、笠原真理子特任専門職員、祝 世潔特任研究員)


②オープンセミナーについて
  HMCでは、研究活動やその成果を発表してフィードバックを得ることをアカデミア内だけに留めるのではなく、広く学外のさまざまなフィールドで活躍しておられる方々にもお聞き頂き、可能であればご意見を頂戴し、それをまた糧として研究内容を発展させてゆきたいと願っております。その一環として、毎月、複数回オープンセミナーを開催しております。
打ち合わせ
第44回オープンセミナー打ち合わせ(松﨑照明先生(日本建築史)秋山聰先生(西欧中近世美術)

 それぞれ第一線で活躍しておられる先生方に、分野外の方にも分かりやすく、そしてそれぞれのご研究にご関心を持って頂けるように、とお願いしてお話頂いております。東京大学の人文系のフィールドで、日々どんな研究がなされて、成果が生まれているのか、ぜひ皆さまお気軽にご参加頂きお聞きくださればと存じます。

「企画研究」や「公募研究A」の教員による報告がメインですが、特別回と題して、スタッフがオーガナイズする会もございます。毎回異なる分野の研究について、各研究者が自身の興味関心にあわせて情熱的に語ることが多く、おかげさまで大変ご好評をいただいております。

 これは私が個人的に感じているところなのですが、同じ分野の研究者の方々ではなく、社会の中で活躍しておられる方々に、自身のともすればニッチになりがちな研究を、「どうか理解して頂きたい」、「面白い!と思って頂きたい!」と話しを組み立てると、見逃していた面が明らかになったり、思わぬフィードバックが得られたり、と大変得難い経験となることが多いです。双方にとって刺激的な場所となるように、スタッフ一同、より良いプラットフォームを目指し日々頭をひねっております!今後の予定はHPでもご覧いただけます。
ホームページ

 他には「公募研究B」で助成を行なっている、国際研究集会も多くの場合一般公開しております。こちらは国際的な環境で、最先端のソリッドな研究成果についてお聞きいただける機会かと存じます。
公募研究
さつき会の皆さまも、ご関心のあるテーマの際はぜひオープンセミナー等のイベントを覗いてみてくださいませ。コロナ禍の影響で、セミナーや研究成果の発信もオンライン形式に変わり、ご参加頂き易い形式となっているかと存じます。そしてもし皆さまからご意見等を賜われることがあればこの上ない幸甚にございます。
      太田泉フロランス
(ブログ担当:アレクサンドリア)

-----------------------------------------------------
★あなたの「とっておき」の情報も教えてください★

下のURLをクリックして情報をお寄せください。
https://forms.gle/Yn8FBiFNcSx3camc9
-----------------------------------------------------


さつき会イベント委員の有志が会員の皆さんと一緒に様々な情報をお伝えしていきます。           (※ブログ内の関連情報は、興味をお持ちの方にさらに深く知って頂くためのものです。さつき会として販売促進するものではありませんのでご了解ください。)

プロフィール

johohasshin2020

Author:johohasshin2020
さつき会
(東大女子ネットワーク・コミュニティ)

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
 

Copyright ©さつき会ブログ. Powered by FC2 Blog. Template by eriraha.