さつき会ブログ

さつき会イベント委員の有志が会員の皆さんと一緒に様々な情報をお伝えしていきます。           (※ブログ内の関連情報は、興味をお持ちの方にさらに深く知って頂くためのものです。さつき会として販売促進するものではありませんのでご了解ください。)

グローバルに戦うマイナー競技のアスリートを応援する!

会員の活動CM(0)

さつき会会員の大里真理子さん(1986文)が代表取締役を務める(株)アークコミュニケーションズには、オリンピックを目指して頑張っているマイナー競技の選手たちを支援するスキーチームがあります。
今回は大里さんにお願いして、スキーチームを設立した経緯や願いなどを書いて頂きました。


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アークコミュニケーションズスキーチームは、グローバルに戦うアスリートの育成・支援と競技の裾野拡大を目的として、東日本大震災後の2011年に設立されました。
未曽有の事態に、会社自体がどうなってしまうのか不安ではありましたが、さらに苦境に陥っているアスリートを支援できないものかと、大きな情熱とちっちゃな正義感から始まりました。

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※スキーオリエンテーリング競技中の石原湧樹選手

さて、なぜ私がこんな大きな情熱をもつことになったのでしょう?
私が30代半ばに出会ったスキーオリエンテーリング(50秒)がきっかけです。
自然との共生や自分との闘いについて多くのことを学びました。マイナースポーツの良いところは、競技人口が少ないがゆえにトップアスリートと物理的距離も心理的距離も近いことです。彼らの競技力の凄さを生で見せつけられ、そしてそれは彼らがいかに真摯に競技に向き合っているかの裏打ちであることを肌で感じます。
またマイナースポーツが故の彼らの困難、周囲の理解や金銭的苦労にも気が付くようになりました。「こんな素晴らしいトップアスリートを応援したい」、そんな気持ちが自然と芽生えるようになりました。そしてせっかく応援するのであれば、一時的に金銭を支援するだけではなく、アスリートへの支援の輪が広がり、競技そのものも永続的に発展できるモデルが作れないかと考えるようになりました。

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※フリースタイルスキー・スロープスタイル競技中の山本泰成選手

これまでの企業とアスリートの関わり方は、企業が宣伝効果を狙って一方的に支援するのに対し、選手はそれとは無関係に純粋に競技に取り組むという関係性がほとんどでした。しかし、メジャースポーツですら実業団チームは存続の危機に陥っており、さらに露出が少なく宣伝効果が小さなマイナースポーツにおいては、企業の協賛が非常にとりづらい状況になっています。
このままでは、グローバルレベルで戦っているアスリートであっても、マイナースポーツであるが故に支援の提供が制限され、金銭的にスポーツを続けることが困難になってしまいます。
アークコミュニケーションズは、人々のニーズが多様化している現在こそ、マイナースポーツとビジネスの新しい関係を築くチャンスだと考えています。アスリートを育成・支援する環境を整えながら、他の企業や地域社会や個々人に働きかけることで、アスリートを多面的に支援・応援するためのネットワークを拡大させます。こうしたベンチャーならではのビジネスモデル構築にチャレンジします。アスリートが引退したあとのキャリアについても一緒に考え、サポートしていきます。

ohsato.jpg ※選手を応援する大里さん

一方、アスリートは、競技に真摯に取り組みながらも、アークコミュニケーションズの発展や他企業のビジネス面に貢献します。自分ができることを自分で考え、競技との関係の有無にかかわらず行動に移します。
アークコミュニケーションズスキーチームは、アスリートに対する支援の輪を広げる方法を模索しながら、アスリートとサポートする企業や個人の共生のあり方を共に考え、実践するパートナーを募っています。
2021-2022シーズンは前シーズンに続き、平昌オリンピックに出場したフリースタイルスキー・スロープスタイル競技の山本泰成選手と、3期連続スキーオリエンテーリング競技の日本チャンピオンである石原湧樹選手(東京大学博士課程1年)をサポートしています。ぜひ皆様、応援してください。

山本泰成選手 石橋湧樹選手
さて、応援って何をすればよいのでしょうか??
3つあります。
・まず選手に興味をもってください。
アークコミュニケーションズスキーチームのメルマガにご登録ください。
選手が何を考え練習に試合に臨んでいるのかよくわかります。
・イベントに参加して下さい。試合を観戦してください。
→選手の素顔がわかる壮行会を開いています。
残念ながらテレビ中継はありませんが、インターネットでのライブ配信がなされることが多いです。
・金銭的にご支援いただけると嬉しく思います。
グローバルに戦うには、そのための準備はもちろんのこと、遠征費用(交通費、滞在費など)がかかります。それらの費用をサポーターが少しずつ負担して、選手を応援できないか、模索しています。
https://www.arc-c.jp/ski/sponsors/index.html

さて、2月には北京オリンピックが開催されます。オリンピックでないとテレビ放映されない競技もたくさんあります。残念ながら日本からの渡航観戦はかないませんが、ぜひトップアスリートの凄さをテレビやインターネット放映を通じて感じてください。

(大里真理子1986文:東京都在住)


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私の一推し!つくば学園田園都市の魅力~その3

茨城県CM(2)

お久しぶりです。
2014年教育学部卒の若山彩見です。

つくばの魅力を勝手に発信したい・第3弾。
今回は「研究学園都市」ならではの知の側面について、発信したいと思います。

「研究学園都市」の名前のとおり、つくば市にはJAXAを筆頭に約150の研究機関があります。
一方で、市民意識調査(注)では、
Q.つくばが「科学のまち」であることの恩恵を感じることがありますか。
A.「ない、あまりない」という回答が50%超え
となっていますが、私個人としては毎週末恩恵を感じる日々です。

我が家は現在2歳児の子育て真っ最中です。そのため最大の関心事は「子連れで週末どこで過ごすか」。
平日は保育園さまのお力添えをいただくとして、保護者が頑張らないといけないのが週末なのです。(感覚としては全然「休日」ではありません)
我が家は週末、晴れた日はとりあえず公園に連れ出して放牧しています。
困るのは雨の日と寒風吹きすさぶ日。家の中でじっと遊ぶのは現実的ではないため、ショッピングモールに連れ出してもいいのですが、個人的に人ごみが苦手なため体力メンタル共に消耗してしまいます。

筑波2022-01 No1
「つくばの雪景色」

そこで助かるのが、市民にも開放されている各研究機関。
つくばエキスポセンター、植物園、地質標本館etcetc
とっっっっても広々としていて、このご時世人ごみがないだけでも大変ありがたい、子どもが騒いでも人目を気にする必要のない屋内施設です。
イヤイヤ期の我が家の2歳児は、よく研究機関の床に寝そべって何かに抗議しています。(止めるのは早々に諦めました)
日常とは異なる「知」の世界に触れることができるので、保護者の好奇心も大満足です。
日常で積もった疲れをアカデミックな好奇心で振り払えることのありがたさ is 最高。
個人的に、いかにも「親子連れ向け!」「子ども向け!」といったにぎやかなテンションが苦手なので、研究機関の静かな知の佇まいに子連れでも触れられる機会があるのは、本当に命が救われる思いです。
(同じ文化的公共施設としては、美術館も子どもが生まれる前はよく訪れていたのですが、どうしても静かさが求められて子ども連れでは行きにくい場所です。)

我が家のフェイバリットプレイスは、上にもあげましたが、植物園とつくばエキスポセンター。
植物園の正式名称は筑波実験植物園と申しまして、約5000種の国内外の植物を温帯地域から熱帯地域に至るまで世界中から集めています。
特筆すべきはその広さ。14ヘクタールもあるので、1日かけても回り切れません。
屋外がメインですが、サボテンのぎゅうぎゅうに詰まった温室もあるので、小雨の日でも楽しめます。(大雨の日はキツイかもしれません)

若山さん筑波3-2-2

つくばエキスポセンターはTXつくば駅から徒歩圏内にある研究・教育施設で、つくば駅の出口で真っ先に目にとまる謎のロケットはここのものです。

TXつくば駅におりたったら、とりあえず謎のロケットを目指して歩いていけば、方向音痴の方でも迷う心配はありません。
宇宙・海洋・原子力・ナノテクノロジー・生命科学・地球環境等、科学技術について幅広く展示している科学館です。
我が家の2歳児は宇宙関連の模型で、よくビッグバン誕生のボタンを連打しまくって宇宙を誕生させています。

ちなみに研究学園都市つくばでは、土日祝日に、車が無い方でもつくばの研究機関を楽しめるよう「つくばサイエンスツアーバス」も開催されています。
https://www.i-step.org/tour/tsukuba-science-tour-bus.html#contents-head1
駅前発のバスでつくばの各研究機関を巡れるツアーです。
TXつくば駅は東京秋葉原からは最速45分の近さですので、首都圏在住の方もお休みの日にいかがでしょうか。

寒さが厳しい折、どうか皆様ご自愛ください。
今はつくばは極寒ですが、春になったらいちご狩りや楽しいことがいっぱいです。冬を乗りきり、また記事でご紹介できればと思います。

※(注)「スタートアップ都市」に変貌するつくば市

(レポーター若山綾見:茨城県在住)

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御柱の圧倒的な迫力!~諏訪大社の四宮巡り~

長野県CM(1)

「御柱祭り」で有名な諏訪大社。日本全国にある1万を超える諏訪神社の総本社です。
男衆たちが「御柱(おんばしら)」と呼ばれる巨大な丸太に群がって急峻な坂を次々に滑り落ちる映像を、皆さんもテレビなどで目にしたことがあるのではないでしょうか。
時には死者が出たりもする激しい祭りはとても印象的なものですが、一体何のために巨大な「御柱」で坂を滑り降りるのかご存知ですか?
昨年11月に諏訪大社を訪れましたので、今回は諏訪大社と「御柱」のことを書いてみたいと思います。

ブDSC05025上社本宮 ブDSC05035上社前宮

諏訪大社は実は1つではなく、上社(「前宮」・「本宮」)と下社(「春宮」・「秋宮」)の二社四宮からなります。創建はとても古く、古事記の国譲り神話にまで遡る我が国最古の神社の1つです。
上社の二宮があるのは諏訪湖から東南へ少し離れた中央高速の諏訪インターの近くで、最寄り駅は茅野駅です。
一方、下社の二宮は諏訪湖から近い北側にあり、最寄り駅は下諏訪駅です。

ブDSC05049下社秋宮 
ブDSC05062下社春宮

四宮ともいわゆる本殿を持たず、自然そのものをご神体とする古い信仰の形を伝えています。
上社は守屋山(1651m)がご神山。下社は春宮が杉、秋宮がイチイをご神木としています。
訪れてみると、四宮の雰囲気がそれぞれ全く違うことにとても驚きます。

関連情報:「上社本宮」「上社前宮」「下社秋宮」「下社春宮


〈御柱祭〉
御柱祭は正式名称を「式年造営御柱大祭」といい、寅と申の年に行なわれます。
宝殿を造り替え、社殿の四隅にモミの巨木の御柱を曳き建てる諏訪大社最大の神事で、諏訪地方の氏子20万人が総出で奉仕します。
2022年の今年は寅年なので、御柱祭が行われる年です。

直径約1m、長さ約17m、重さ10tにもなるモミの巨木を上社・下社が別々の山から8本ずつ切り出して、上社は約20㎞、下社は約12㎞もの距離を人力だけで各お宮まで曳いていき、境内の所定の場所にロープやワイヤーを使って建てるのです。1本の柱につき1000~3000人が曳くそうです。
「山出し」は4月に3日間、「里曳き」は5月に3日間、上社と下社が別々の日に行いますが、木の選定などの準備は祭の3年前から始まります。

上社木落し 上社川越し
※諏訪大社ホームページより

上社の「山出し」は、「綱置き場」が出発点→難所「穴山の大曲」→斜度27度の坂の「木落し」→雪解け水が流れる宮川の「川越し」→「御柱屋敷」に御柱を安置。
下社の「山出し」は、1年前に伐採して乾燥させていた「棚木場」が出発点→難所「萩倉の大曲」→最大斜度35度で約100mも続く急斜面の「木落し」→「注連掛(しめかけ)」に御柱を安置。
下社の御柱とは違って、上社の御柱には「めどでこ」という2本の角のような柱が付けられていて、木落しの際にはさらに大きな「めどでこ」に付け替えられるそうです。

下社木落し2 下社里曳き
※諏訪大社ホームページより

「里曳き」は5月の新緑の中、華麗な時代絵巻のように華やかな雰囲気で各お宮に向かいます。境内に着くと、柱の先端を三角錐に切り落とす「冠(かんむり)落し」の後、神の宿る「建(たて)御柱」となります。

今年の祭に使う16本の御柱は既に準備ができており、4月の出番を待っていると地元の人から聞きました。
「山出し」は上社が2022年4月2日(土)~4日(月)、下社が2022年4月8日(金)~10日(日)。
「里曳き」は上社が2022年5月3日(火)~5日(木)、下社が2022年5月14日(土)~16日(月)に予定されています。
ここのところオミクロン株の広がりで感染者が増えていますが、無事に「御柱祭」が行われることを願っています。

ブ 御柱

各お宮で目にした建御柱は、ただそこに建っているだけなのにゾクゾクするほどの迫力で圧倒されました。
長い距離を曳かれてきた証に、後ろの面が平になっていたことも印象的でした。

〈御神渡り(おみわたり)〉
ところで、寒さの厳しい冬には諏訪湖の湖面が凍ります。-10℃程の気温が続くと諏訪湖は全面結氷し、ある夜明けに大音響とともに氷が裂けてせり上がり、南の岸から北の岸にかけて氷の山脈のようになります。これは上社の男神が下社の女神のもとに渡った道筋だといわれています。
最近は暖冬でなかなか諏訪湖が全面結氷せず、2018年を最後にこの「御神渡り」の現象は見られていませんでした。
ところが、今年は寒い日が続き先日全面結氷したそうで、地元の人たちが毎日観察を始めたというニュースを聞きました。期待できますね。
そのうち「御神渡り」が出現するかもしれないと、ワクワクしながら吉報を待っているこの頃です。

関連情報:「御神渡り」(御神渡りの画像を見られます)

(担当:Mikkie)


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