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科学者への道を考えるきっかけに ~日本女性科学者の会シンポジウム動画「女性科学者への期待」

男女共同参画

夏休みは、お子様と将来の進路を話し合うよい機会ですね。
そんな時に理系進学を考えるきっかけにしてほしいと、会員の本間(加藤)美和子さん(医学系研究科卒)から、ご自身が参加されている日本女性科学者の会のシンポジウムの動画と、内閣府などが共催する理工系女子を応援するサイトをご紹介いただきました。


(一社)日本女性科学者の会は、2021年例会シンポジウム「女性科学者への期待~女性科学者はなぜ増えないか」の動画をYouTubeで公開しています。このシンポジウムでは、林 伴子内閣府男女共同参画局長(当時)をはじめとするパネリストの方々のお話から、日本の女性研究者割合が16.9%と国際的に見て非常に低いことに対する危機感が伝わってきます。
日本女性科学者の会 2021年例会シンポジウム

本間さんによると、当時男女共同参画局長を務めておられた林 伴子さんは、エネルギーに溢れ、明るいお話をされ、同時に科学者としてデータをきちんと読み取り、データに基づく政策の整備にも意欲的に取り組んでこられた方だそうです。パネリストとして登壇されている松尾 泰樹さん(内閣府科学技術・イノベーション推進事務局長) は、長く日本の科学技術政策ヘ貢献されており、なおかつ親しみあるお話の仕方からも分かるように、人望厚い方だそうです。そして、塩満 典子さん(文部科学省科学技術・学術政策研究所上席フェロー:当時)は、日本の女性研究者支援事業を政策側から牽引した中心人物だそうで、Machiさんは大学院から米国で学ばれた後、NSFにて米国での女性研究者支援事業をリードして来られたのだそうです。シンポジウム紹介画面

府省庁の方々のお話が表に出る機会は意外と少なく、このシンポジウムのような動画公開は実は希少だそうです。それだけ国の政策に関わる方々が、大学、小中高から、家庭ぐるみで理系選択を支援することの必要性を痛感されている証かもしれません。私も、林局長のお話にあった、日本がOECD諸国の中でSTEM(science, technology, engineering and mathematics)分野に進む女子学生の割合が最下位である要因として、親や教員による女子中高生への無意識の声掛けが進路選択に大きな影響を与えている、との指摘にドキリとさせられました。STEM系大学入学者女性割合
「男女共同参画白書 令和4年版」より

我が家にも、夏休み明けに文理選択を迫られている高校生の娘がいます。私が先日、シンポジウムの動画をテレビ画面に映して見ていたら、その横で、宿題をしながらチラチラと見ていた娘がポツリと「私、実験とか興味あるんだよね」とつぶやきました。日頃、「数学や物理・化学が好きだけれど、あまり成績が伸びない」「なりたい職業は理系が多いけど、理系科目の成績が悪いから文系に行こうかな」などと迷っている娘の本音のような気がしました。親である私がちょっと背中を押すだけで、娘の将来は大きく変わるのかもしれません。これからは、理系に進むこともしっかりと視野に入れて、娘とよく話し合ってみようと思いました。

そんな私たち親子にとって、本間さんからご紹介いただいた「夏のリコチャレ2022」は、願ってもないサイトでした。内閣府・文部科学省・経団連が共催するこのサイトでは、職場見学・仕事体験・女性技術者や研究者との交流など、理工系の仕事や将来に触れられるイベントが一覧でわかりやすく紹介されています。既に満員御礼となっているイベントもありますが、楽しそうなイベントがたくさん紹介されていて、見ているだけでワクワクします。男女関係なく参加できるイベントもあるので、息子にも参考になりそうです。
夏のリコチャレ2022

この夏、お子様と明るい未来を見据えて話し合ってみませんか?

(担当:ゆっちょむ)


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